JEPA:ネットワーク出版研究セミナー 7
 実例で紹介するポータルサイトビジネス goo

 日本最大のサーチエンジン「goo」が、新生NTTの先端部隊であるNTTX(NTT-ME情報流通)の配下で、8月2日より英和・和英の辞書引きサービスを開始しました。
 今後、各種のコンテンツサービスを行なうとの事で、その編集長である松本さんに、gooとは何か、gooのコンテンツビジネスの目指すところ、などお話しを伺いました。 goo自体がひとつの情報出版社ですので、出版の新しい形態として注目されています。

内容
●第一部:gooのご紹介
・インターネットビジネス市場全般
・gooサービス概要
・gooインターネット広告について

●第二部:gooのコンテンツビジネス
・gooコンテンツ概要
・gooコンテンツビジネス
・WEBコンテンツについて

日本のインターネット規模
(通信白書より)ユーザ数サーバ数公告売上(電通調べ)
96年510万人20万台16億円
97年1155万人70万台60億円
98年1700万人117万台114億円
※全世界で1億6000万人(北米が中心)

gooの概要
・アクセス数 1000万/日(ヤフーJapanが3000万、ライコスが600万、infoseek500万)
・FreeMail 65万人
・国内1700万URL、海外1.2億URLを蓄積
・米国Inktomi社のサーチエンジン+NTT研究所のInfoBee技術を使用
・ディレクトリ型のサーチではなく、ロボット型の検索なので、ヒット件数が多くなる。
・将来XMLを使った、データの分類、カテゴリー分けなどを行ないたい。
・目的サーチ 9月16日 三省堂 大辞林 サービス開始
 エクシード英和/和英(三省堂)、人名事典(日外アソシエーツ)などもサポート
・Vector(シェアウェア)ダウンロード、懸賞(プレゼント)、メールマガジンなどの検索も可能

ネットビジネス成功のヒント
 即時性、鮮度
 一覧性
 信頼性
※競合を見出すことが重要

ネットの特性
 個人の集合体
 eBay 株の評価額は2、3兆円 250万件/日の取引 1500カテゴリ ユーザからの希望で増やしていった。

ネットでやるべきこと
・現在の生活で不便な事 現実世界をネットに置き換えることが可能なもの。
・ネットで新たに想像されるもの コミュニケーション革命(電子メール、チャット、掲示板、・・・)

 

日時1999年9月8日(木曜日) 午後3時〜5時
場所JEPA 3F会議室
テーマ実例で紹介するポータルサイトビジネス goo
講師松 本 武明 氏(NTT-ME情報流通(株) gooコンテンツ編集長)
参考URLhttp://www.goo.ne.jp
参加23名 (会員社18名、非会員社 4名、マスコミ 1名)


Kazuo Shimokawa [EAST Co., Ltd.]