EPUB3コンテストはコンテンツの中身ではなく、EPUB3 の制作技術を競うもので、優秀4作品には、iPad2が贈呈される。
期間は、4月1日から5月末日まで。応募作品は即日一般公開され、Twitterのハッシュタグ#epubconでユーザからのコメントももらえる。期間中の改訂も可能で、主催者は、HTML開発エンジニアや印刷会社、制作会社などが、自社のEPUB技術をアピールする場としても、期待している。
昨年の4月1日にJEPAが「Minimal Requirements on EPUB for Japanese Text Layout」を発表した。この1年で、日本語拡張仕様が策定でき、それがWebKitやChromeに実装され、年内には様々なEPUB3リーダーアプリや読書端末の登場が期待されている。EPUB3についての正しい理解と、コンテンツの表示技術の向上を目的として、技術を競うコンテストを開催することとなった。コンテストの解説セミナーも開催する。
また、epubcafeでは、本日、以下の3サイトとメーリングリストも公開した。「草枕を作ろう」は1月に公開した「草枕」(http://www.est.co.jp/press/110119.htm )と同じような縦書きドキュメントの作り方を3ステップで紹介している。HTMLエディタが使える人なら、誰でも、青空文庫や、自作のシンプルなHTMLをChrome10やWebKitで縦書きで読むことができる。