「人名外字V4」に文字追加、変更を行っている場合

「人名外字V4」の製品の外字フォントに文字の追加、変更を行って使用している場合について説明をします。
「人名外字V4」をインストール後に以下の設定変更を行ってください。

1.「外字エディタ」で編集したファイル名の確認とバックアップ

「外字を追加、変更した外字フォントファイル(*.tte,*.euf)のバックアップをする。
※外字フォントファイルを編集するには*.tteと*.eufのペアが必要です。


2.編集した外字フォントファイルがJIS2004版かJIS90版か確認する

編集した外字フォントファイルについて、以降「カスタマイズフォント」と称します。


・JIS2004版のフォントファイル
フォントファイル名に数字の4を含みます。
(例)
1500V4ゴシック体: FEJNGOT4.TTE,FEJNGOT4.EUF
PROV4ゴシック体 : FEJPGOT4.TTE,FEJPGOT4.EUF

・JIS90版のフォントファイル
フォントファイル名に数字の3を含みます。
(例)
1500V4ゴシック体: FEJNGOT3.TTE,FEJNGOT3.EUF
PROV4ゴシック体 : FEJPGOT3.TTE,FEJPGOT3.EUF

※JIS2004版とJIS90版の製品の外字フォントの収録文字の違い

JIS2004版の外字フォントには、「Unicode領域の外字」として167文字(Windows Vista/7/8.1/10の標準のJIS 第1,2水準として表示されなくなった字形のもの)を収録しています。

「人名外字1500V5」の[収録外字一覧]「人名外字PROV5」の[収録外字一覧]の「Unicode領域外字」をご参照ください。
この領域の収録外字についても「人名外字1500V4/PROV4」のJIS2004版と「人名外字1500V5/PROV5」は同じです。

以降で、「カスタマイズフォント」がJIS2004版JIS90版かで作業内容が異なります。


3.カスタマイズフォントのリンク設定の変更、追加

●「カスタマイズフォント」がJIS2004版の場合

(1)外字リンクの変更

「人名外字V4」製品をインストール後に、「カスタマイズフォント」にリンクし直す必要があります。

「カスタマイズフォント」(拡張子tteとeuf)を、インストール先にコピーし、関連するフォントのリンク先の変更を行います。


(例)「人名外字1500V4」のFEJNMIN4.TTEとFEJNMIN4.EUFに文字追加をした場合
「人名外字1500V4」のFEJNMIN4.TTEとFEJNMIN4.EUFをインストール先に上書きコピーして「MS 明朝」と「MS P明朝」に、FEJNMIN4.TTEをリンク設定します。

(2)「読み」の変換候補フォントへの対応

IMEの標準の変換候補のフォントは、Windows のバージョンによって異なります。その対応については以下のいずれかを行います。


○「Yu Gothic UI」にゴシック系のフォントをリンク
Windows 10のIMEの標準の変換候補のフォントは「Yu Gothic UI」です。「Yu Gothic UI」にも人名外字製品のゴシック系のフォントをリンクします。

(例)
「人名外字1500V4」・・・ FEJNGOT4.TTE
「人名外字PROV4」 ・・・ FEJPGOT4.TTE

○変換候補のフォントを出力(表示確定)するフォントに変更する
IMEの標準の変換候補は標準では「固定表示」されていますが、この設定を解除します。これによって、変換候補のフォントと確定時に出力(表示)されるフォントを一致できます。


※固定表示設定の解除

①IME言語バーの[ツール]ボタンをクリック⇒[プロパティ]をクリック
IME2012-プロパティ

②[Microsft IMEの設定]ダイアログの[詳細設定]ボタンクリック
詳細設定ボタン

③[変換]タブの[候補一覧のフォントを固定する]のチェックを外す。
IME2012詳細設定-変換タブ-候補固定外す


(3)外字辞書の登録設定

こちらの「2.IME2012辞書のダウンロードと登録」をご参照ください。


●「カスタマイズフォント」がJIS90版の場合

(1)JIS90版製品フォントに追加、編集した文字をインスト-ル済みのJIS2004版の製品フォント(*.tte)に追加

(例)「人名外字1500V4」 のFEJNMIN3.TTEに3文字追加してある場合

3文字は「Unicode領域外字」(Unicode E758~E7FE)の文字コードと重ならないことが前提です。
重なる場合は、別途お問い合わせください。


①FEJNMIN4.TTEとFEJNMIN4.EUFのバックアップを取る。
  万一編集に失敗した場合に、FEJNMIN4.TTEとFEJNMIN4.EUFを編集前に戻すためです。


②「編集モード切替ツール」VSetMode.exeで、「編集モード」を「256×256 製品外字 製品編集用設定」に切り替える。

編集モードの切替


③FEJNMIN4.TTEを「MS 明朝」に、FEJNMIN3.TTEを「游明朝」にリンクする。

カスタム外字フォントのリンク


④「外字エディタ」の[ファイル]メニューの[フォントのリンク]から「フォントのリンク」ダイアログで[指定したフォントにリンクする]を選択し、「MS 明朝」をクリックする。
「MS 明朝」にFEJNMIN4.TTEが③の操作でリンク済みであることを確認する。

外字エディター指定フォントのリンク


⑤[編集]メニューの[コードの選択]をクリックする。

外字エディターコードの選択


⑥[コードの選択]ダイアログで文字の追加先のコードを選択し、ダブルクリックする。
以下の例は、文字の追加先のコードが、ShiftJIS F7DB の場合。

外字エディター指定コード指定


⑦[編集]メニューの[文字のコピー]をクリックして、表示フォントを「游明朝」に変更する。

外字エディター編集メニュー(文字のコピー)


⑧コードに「E5BD」を入力し、スクロールをして追加3文字(例では、◎×■である)を探し選択する。

外字エディター文字のコピー


⑨文字の保存をする。

外字エディター文字の保存

詳細な外字の追加方法は「人名外字V4製品マニュアル」の「編集」の項目をご参照ください。

※ユーザ様が変更および追加された文字総数が、「Unicode領域の外字」167文字より多い場合や、「Unicode領域の外字」の一部だけ必要な場合
上記と逆に、ユーザ様が変更されたフォントに「Unicode領域の外字」(Unicode E758~E7FE)の文字を追加して下さい。


(2)「カスタマイズフォント」のリンク変更

(1)で作成したJIS2004版の「カスタマイズフォント」のリンク変更、外字辞書の登録は、●「カスタマイズフォント」がJIS2004版の場合を、ご参照ください。


●ご注意
JIS90版のカスタマイズフォントのまま使用される場合の問題について

(JIS90版のカスタマイズフォントにリンク変更だけを行い、そのまま使用する。)

「読み」による入力で問題が生じます。
外字辞書のJIS90版、JIS2004版のどちらでも適切な読み変換ができません。
外字辞書(JIS90版)を使用すると、2点しんにょうの「辻」のようにWindows 10の「標準」で表示される文字でも外字候補として表示してしまいます。
人名外字フォントはJIS90では、2点しんにょう「辻」は外字扱いであり外字として収録しているためです。

また、外字辞書(JIS2004版)を使用すると、JIS90版のフォントに収録されていない167文字が読みの候補として表示されてしまい「・」表示になります。
従って、JIS90版のカスタマイズフォントを、そのまま、Windows10で使用する場合は、「読み」での入力はせず、製品収録のコードリスト(JIS2004)を使用して入力することをお勧めします。
コードリスト(JIS2004)には、Vista標準搭載されている外字の読みに「***」マークをつけ区別をして記載していますので、標準文字と一致する字形の外字の入力は避けられます。
なお、「JIS2004プラス」と記載している範囲は「JIS90版のカスタマイズフォント」には収録外の167文字(Unicode E758~E7FE)のことですので、無視してください。