2016年11月29日
CSS Writing Modesを利用した縦書きWebサイトを募集する「たてよこWebアワード」を開催
Webにおける縦書きの利用を普及促進させ、インターネット上のデザインや表現を多彩にするために、CSS Writing Modes Level 3(文字の方向(縦横)を指定するCSSモジュール)を利用したWebサイトを募集・選考する『たてよこWebアワード』を開催します。
http://tategaki.github.io/awards/

主催:縦書きWeb普及委員会事務局:イースト株式会社
今回開催する『たてよこWebアワード』は、昨年開催した『縦書きWebデザインアワード』の応募要件をより柔軟なものとし、縦書きと横書きが効果的に使用され、これからのWebスタンダードの指標となる優れた表現・技術・アイディアによるWebサイトを、法人・個人に関わらず表彰するアワードです。
応募対象者は、主にWebデベロッパー、デザイナー、クリエーターなど、Web制作に関連する方、ご興味をお持ちの方を想定しています。年齢、国籍、個人、法人を問いません。新規に制作したWebサイトだけでなく、既存のWebサイトや商用サイトの応募も可能です。
■背景
縦書きWeb普及委員会(正式名称:次世代Webブラウザのテキストレイアウトに関する検討会)は、日本語独特の表現、特に縦書きの表現をWebブラウザや電子書籍等で実現するため、Webに関する国際標準化団体であるW3C(World Wide Web Consortium)における標準化活動を推進してきました。
このような活動を通じて各ブラウザベンダーやW3Cによる縦書きのCSS実装や勧告も進み、現在は主要Webブラウザで縦書きの表現が可能となりました。そこで更なる縦書きWebの普及促進を図るため、本アワードを以下のように開催します。
■開催概要
名称 |
たてよこWebアワード |
募集内容 |
CSS writing-modeによる縦書きを使用し、クロスブラウザを実現したWebサイトを募集。優れた表現、技術、アイディアにより、縦書きの新たな可能性を感じることができるWebサイトを表彰します。入選・入賞にかかわらず応募サイトは原則すべて公開します。
※CSS writing-modeとは、文字表記の方向(縦横)を指定するCSSプロパティ。
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作品形態 |
コンテンツ素材を問わず自由形式とし、縦書きWebサイトをWeb上に公開。(商用サイトも可)
※使用するコンテンツ素材は、必要に応じてご自身にて事前に著作権等の利用許諾を得て下さい。
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募集対象者 |
Webデベロッパー、デザイナー、クリエーターなど(年齢、国籍、個人、法人を問わない)
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応募方法 |
応募フォームに必要事項とWebサイトのURLを記入し、応募規約に同意の上、① Webサイトの制作意図、②縦書きを利用して実現したいこと、③評価して欲しいポイントを必ず明記の上、応募してください。応募フォームは別途Webサイトに掲載。
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応募要項 |
応募規約に同意の上、応募頂きます。詳細は後日Webサイトに掲載。 |
応募期間 |
2017年1月~2月末
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表彰 |
最優秀賞、優秀賞など(賞金、副賞あり)
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選考方法 |
CSS writing-mode による縦書きの使用と、クロスブラウザにおける完成度を基準に、おもに有用性、新規性、デザイン性の観点から、W3Cメンバーを含む縦書きWeb普及委員会が審査を実施。
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結果発表・表彰式 |
結果発表:2017年3月中旬、Webサイトにて発表
表彰式:2017年4月中旬、W3C CSS Working Group内(都内会場)にて表彰式
※受賞者は表彰式への出席をお願いいたします。
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主催 |
縦書きWeb普及委員会
(正式名称:次世代Webブラウザのテキストレイアウトに関する検討会)
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協賛企業 |
株式会社ACCESS、インターネット・アカデミー、株式会社講談社、株式会社ジャストシステム、ソニー株式会社、株式会社出版デジタル機構、ソフトバンク・テクノロジー株式会社、株式会社大修館書店、日本電信電話株式会社、日本マイクロソフト株式会社、ピクシブ株式会社、株式会社ビブリオスタイル、ビヨンド・パースペクティブ・ソリューションズ株式会社、株式会社ブックウォーカー、楽天株式会社 (順不同)
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協賛団体 |
International Digital Publishing Forum、公益社団法人日本印刷技術協会、一般社団法人日本書籍出版協会、一般社団法人電子出版制作・流通協議会、一般社団法人日本電子出版協会 (順不同)
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メディアパートナー |
Impress Watch、月刊Web Designing、Typography magazine (順不同)
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後援 |
総務省、W3C/慶應、一般社団法人Mozilla Japan
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事務局 |
イースト株式会社 |
※本概要は現時点のものであり、今後内容を変更する場合があります。最新情報は、随時Webサイトに掲載します。
■縦書きWeb普及委員会について
縦書きWeb普及委員会(正式名称:次世代Webブラウザのテキストレイアウトに関する検討会)は、電子書籍端末メーカー、印刷事業社、通信事業者などの民間企業等により構成される組織で、Webにおける縦書きやルビ等の日本語固有の表現の実現に関し、国際標準化や普及促進に関する活動を行っています。
縦書きに代表される日本語固有のテキストレイアウトの表示機能がWebブラウザに実装され、端末に依らず縦書き表現が利用できるようにすることは、日本の文化である縦書き表現を継承し、世界に向けた日本語コンテンツの発信を維持・強化する観点から、非常に重要な事柄です。
Webに関する国際標準化団体であるW3Cでは、Webページの記述方式であるHTMLやCSS等の標準化作業が進められていますが、日本の雑誌や書籍等で表現される縦書きテキストレイアウトの表示機能についてもWebブラウザの基本機能となるよう標準化議論が進められています。
縦書きWeb普及委員会はW3Cでの標準化議論に日本から貢献を行うとともに、縦書き等の日本語固有の表現を利用したWebコンテンツの普及促進に取り組んでいます。
■イースト株式会社について
イーストは、1985年に東京都渋谷区に設立されたソフトウェア開発会社。Windowsベースのソリューション、サーバーソリューションで多くの実績があります。近年は、iOSやGoogle Androidを含む最新のクライアント技術やHTML5にまで力を入れ、クライアントとサーバーとの相互作用を必要とする高度なソリューションを開発しています。2010年度、総務省の電子出版環境整備事業において、EPUB日本語拡張仕様策定を受託し、縦書き等日本独自の仕様の標準化、普及に尽力しました。
イーストは第32期を迎え、長年のご愛顧に感謝するとともに、これからもお客様のお役に立てるソフトウェアの開発に邁進してまいります。
※記載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。