Project
Management

チームの質を上げ、信頼を得る。
秘訣は、技術とコミュニケーション。

S.Y 第3事業部 / マネージャー

specialist 03

今回は、広報室インタビュアーM.S(※今後、広報M)とイーストのスペシャリスト社員S.Yとの
対談スタイルでお送りいたします!

イメージを正確に引き出し共有する。
新進気鋭のマネージャーが重要視していること。

セキュリティ面での品質が求められる難易度の高いプロジェクトや、規模の大きいプロジェクトで次々とリーダー業務を担当されていると聞いています。これまで、どのようなプロジェクトを担当されましたか。

現在はSitecore案件を担当することが多いです。製薬業界、運輸業界、エネルギー領域、官公庁等、様々な業界にお客様がいらっしゃいます。開発のスケジュール管理や設計はもちろん、お客様のご要望を引き出す要件定義や提案も担当しています。

社内外問わず信頼度の高いエンジニアの呼び声が高いですが、普段どのようなことを意識してプロジェクトを進行しているのでしょうか。

プロジェクトの成功とは一体何だろうかと考える時、クライアントのイメージ通りのものを品質高く製造し、納品する事だというのが私の意見です。言葉で表現するのは簡単ですが、システム開発という仕事はとても複雑で、思った通りに進まないことの方が多いのです。

ほとんど全てのシステム開発エンジニアの考えるところですね。技術的要因、人員的要因、スケジュールの見直し等、超えるべき課題は次々と出てきます。

私の経験では、プロジェクトを成功させるためには、クライアントのイメージしているものを可能な限り正確に引き出し開発チームへ正確に共有する事が重要だと思っています。

精度の高い情報を引き出して、精度高く伝えるということでしょうか。

はい、開発プロジェクトには多くの人間が関わります。要望→設計→製造→テスト(品質管理)→納品と進む過程の中で、自然と多くのコミュニケーションが発生します。多くの人間が共通のイメージを持って一つのものを作っていくということは、実は難易度が高い行いです。

伝言ゲームをやったことのある方ならわかると思いますが、大体途中で小さな伝達ミスが発生しますよね?小さな伝達ミスの積み重ねで、最終的には全く違う言葉が伝達されてしまう。開発でいうと、クライアントのイメージや要望を正確に引き出すことができなければ、それが最初の伝達ミスです。

伝言ゲームの例でいうと、最初の伝達ミスが大きくなって、最終的には全く別のものを納品することになってしまう、ということですね?

そうですね。実際の開発の過程では、無数に発生するコミュニケーションの機会の中で可能な限り掛け違えがないように、コミュニケーションの方法を使い分けたり、ツールを駆使することでクライアントのイメージしているものを完成させていきます。

未来のプロジェクト主導者としてのミッションは。

エンジニア評価の高い S.Yさんですので、技術要素の話になると思っていましたが、意外にも話題の中心は情報の伝達、コミュニケーションに関する話でした。

もちろん、イーストのエンジニアとしてWebアプリケーション開発に関する技術知識や、Azure、Sitecoreなど、現在の担当業務に必要となる要素は一通りおさえています。そうでなければ開発チームをひきいることは難しいですし、何よりクライアントの信頼を勝ち取ることができません。イーストでプロジェクトマネージャーの業務を遂行するためには、自身も高いレベルで開発の実務作業を担うことができるスキルが必要です。

それでもやはりコミュニケーションにフォーカスしているのはなぜでしょうか。

受託開発の業界にいる以上、発注をいただいてこその開発チームです。先ほどもお話した通り、クライアントのイメージ通りに品質高く開発し、納品する事をプロジェクトの成功とすると、その業務を進めるチームの質が高いことはとても重要なファクターです。今後は現場リーダーからプロジェクトマネージャーへとミッションが変わっていきますが、プロジェクト主導者として私がクライアントの満足度に貢献する方法が、一つはチームの質を高めることであり、一つがクライアントとチームの橋渡しをすることです。

開発の理想の形。
クライアントの信頼を一身に集めるエンジニアを作った
原体験とは。

技術要素が重要視される社風のイーストでは、歴史的にコミュニケーションやチームビルディングに注目して語って下さるエンジニアは多くはありませんでした。一方S.Yさんは比較的この部分を重要視しているようですが、何かきっかけがあったのでしょうか。

それはイースト入社前の経歴が関係しているかもしれません。私はイーストへ中途入社していますが、それ以前は自社製品の開発に携わっていたり、SESの業界にいたこともあります。中でも、自社製品の開発に携わっていた頃の経験が今の自分の指向性に影響していると感じます。

どのようなお仕事だったのでしょうか。

介護業界で自社製品の開発をしていました。当時はエンドユーザーのお話をお聴きする機会も多く、小さな要望を製品へ組み込んでいくようなことをしていました。そのような経験を積み重ねていく中で、要望をきちんと設計へきちんと落とし込み、製品にしていくことの重要さを理解しました。当時を振り返ると、うまくいったケースではユーザーとのコミュニケーションがよい形でとれていたように思います。

よい形、というのはどのようなものでしょうか。

いただいた要望を言われた通りに落とし込むのではなく、システム全体を俯瞰しながら適切と思われる対応を検討したり、必要があればユーザーへ提案するようなこともしていました。双方向にコミュニケーションをとることで方向性が定まり、その結果ユーザーの困りごとを解決できる製品づくりができる。それが「開発の理想の形」として私の中にあるように思います。

S.Y 第3事業部 / マネージャー

Career story

自社製品開発・SES等多くの業界で開発経験を積み、イーストへ入社。
入社直後より高難易度の技術関連資格を次々と取得し、技術素養の高さは折り紙付き。
現在は開発エンジニアからプロジェクトマネジメントへとミッションを変え、円滑なプロジェクト進行の実現に注力する。
ソフト面も重視した開発文化の醸成を目指す。

チームでクライアントの信頼を獲得する。
今後の貢献の形。

総合的に高い技術レベルにあることはもちろん、さらに「クライアントの満足度」を重要視しているということがとてもよくわかりました。今後プロジェクトマネージャーとして取り組んでいきたいことはありますか。

今では自分が手を動かして開発をすることが私の業務のメインではなく、どちらかというと私のチームのメンバーが安定して開発ができる環境を作ることがミッションになっています。そのためにできることは様々ありますが、直近の目標としてチーム内の心理的安全性を確保し、チームの機動力を上げていくことに取り組んでいきたいです。また、自チーム内だけでなく、イースト全体にチームビルディングの重要性を根付かせる活動にも力を入れていきたいです。

OTHER INTERVIEW
一覧へ戻る

Contact

イーストでは
システム開発・デザイン等の
ご相談を承ります!
お気軽にお問い合わせください。

X
Cookie を利用することで ウェブサイト上の体験が改善されます。
当社のウェブサイトを使用することにより、お客様はCookieの使用に同意するものとします。
確認