
Power Platform
社内ツールも開発した実力派
新規事業への挑戦
A.J
DX推進室 / リーダー
今回は、広報室インタビュアーM.S(※今後、広報M)とイーストのスペシャリスト社員A. Jとの 対談スタイルでお送りいたします!
確かな知識と経験を武器に技術で企業に伴走する
DX新規事業のコアメンバー
- DX推進室がついに始動しましたね。新しい事業の立上げにA.Jさんが参加することになった経緯を教えてください。
-
私は以前は第一事業部というところで業務アプリケーションやWEBアプリの開発に携わっていました。第一事業部はノーコード・ローコード開発を事業の柱としていて、私自身も勉強を兼ねて社内で利用するツールを試しに作ってみるというようなことをしていました。
- 社内のイベントでもいくつか紹介されたことを記憶しています。代表的なものを一つ教えてもらえますか?
-
例えば、今も社内で利用されている座席予約アプリですね。イーストはフリーアドレスで仕事をするスタイルなので、出社時に利用する席をあらかじめ予約するルールになっているのですが、オフィスの見取り図上に配置されている座席をクリックして予約できたらいいなと思いついて製作しました。
- そういえば昔はExcelファイルで予約を表管理していましたよね…今となっては手間のかかることをしていたなと。アプリが公開されてからは座席の配置図上に社員の名前が表示されて、シンプルに誰がどの席を利用しているのかわかりやすくなりました。更にスケジュールボードと連携したことで、スケジュールボードの利便性も広がりましたね。
-
そう言ってもらえると製作者としても嬉しいです。そんな感じで手探りでいろいろなものを作っては公開、というようなことをしていた頃、DX推進室を立ち上げるということで声をかけていただきました。Power Platformを利用した開発を色々と試してみたくて手を動かすことが多かったので、その点を評価してもらえたのだと思います。技術を通じてもっと広い視点で企業の課題解決に関わりたいと思い、異動を決意しました。
- エンジニアとしての視点から、DX推進室での活動はどのように映っていますか?
-
DXというと「時間やコストの削減」がよく語られますが、私が興味を持っているのは、その削減を「どうやって実現するか」という部分です。つまり、私が開発したアプリケーションが、実際に現場でどう使われ、どんな改善につながっているのか。そのプロセスに伴走し、企業と一緒に改善を積み重ねていくことにやりがいを感じています。
- 単なるツール提供ではなく、企業との「伴走」がキーワードなんですね。

Microsoft 365 / Office 関連製品とのスムーズな連携
Power Platform の魅力とは
- 現在はどんなプロジェクトに取り組んでいますか?
-
大手バックオフィス部門の事務処理自動化の支援に取り組んでいます。具体的には、大量に受信するメールの内容を確認し、添付ファイルをクラウドへ保存するという定型作業を自動化したいというお悩みの解決を支援しています。自動化しみてうまくいかなかったことをヒアリングし、つぶしていくお手伝いをするという形です。
- まさに「伴走型」の開発ですね。ところで、DX推進室が目指す「業務改善への伴走」は様々なやり方で達成できると思うのですが、その中でもPower Platform に力を入れる理由は何でしょうか。
-
Power Platform が優位に立っている点は色々ありますが、まずはMicrosoft 365との連携がとてもスムーズなことだと思います。OutlookやTeams、Excelなど、普段使っているツールと自然につなげることができますよね。たとえば、メールを受け取ったら自動でTeamsに通知を送る、といったことも簡単にできます。既存の業務環境との親和性が高く、利用者にとって活用のハードルが低いことが魅力ですね。
-
それから、セキュリティ面でも非常に安心です。Microsoftのクラウド基盤で動いているので、企業レベルの安全性が確保されています。誰がどのデータにアクセスできるかを細かく管理できるので、情報漏洩のリスクも低く安心して使えます。企業にとって、セキュリティ面は導入の際に最も慎重に検討したいポイントなのではないでしょうか。

A.J DX推進室 / リーダー
- Career story
-
新卒でイーストへ入社後、大量かつ高速なデータ処理を強みとしてシステム開発の現場で経験を積む。その後、ノーコード・ローコード開発に取り組み社内ツールを多数開発。システム開発時代に培った顧客に寄り添う力とMicrosoft関連テクノロジーの知見を活かし、新規事業の立ち上げに参画。中心メンバーとして業務に取り組む。
DX推進室 今後の展望
- 最後に、今後の目標を教えてください。
-
今後は、業務改善に伴走するというミッションを軸に、より多くの部署と関わっていきたいと考えています。イーストには大規模なシステム開発を引き受ける優秀なエンジニア部隊がいます。いずれチャンスがあれば、大きな開発案件は彼らと連携することで伴走支援の幅が広がるのではないでしょうか。それから、私自身の強みは導入後の活用まで見据えた提案ができることだとも思っています。お客様に寄り添いながらDXの入口としての役割を果たしていくことを目指していきたいと考えています。