Seybold Seminars 2000 2000.08.26-30
初日の朝、8時半から10時まで、コンファレンス・キーノートのトップとして、MicrosoftのDick Brass Reader担当副社長、MacromediaのNorm Meyrowitz社長、AkamaiのJonathan Seeling社長による基調報告があった。
Reader Content SDK 1.5
開口一番、大きな収穫があった。会場入口に、「Freadom」と書かれたReaderのパンフレットが置いてあったが、その中に、Reader SDKが紹介されていた。Wordのプラグインが用意されており、Wordから.litファイルが作れることは、Readerのホームページで紹介されているが、プロ向けのツールは、どのようなものが何時頃提供されるのか、マイクロソフトに問合せ中だったが、解決した。
何が | .litファイル生成用DLL (litgen.dll) サンプルソース 仕様書とC++からの使用方法 |
何時 | 2000年4Q(10-12月) |
基礎知識 | C++/COM Unicode OEB Specification V1.0 |
ということで、US版は出荷される。
最初にビデオ
昨年同様、最初にビデオが流れ、過去から未来までの本や読書を紹介した。昨年の過去と未来の翻訳と見比べてると、いくつか差異がある。
ビデオの改訂版だが、30,000年前の洞窟画からスタートして、1965年のType Setter?、1991年のData Diskman、1998年のRocket eBook、2000年のStephen King、、2004年のタブレット型PC、2005年のTime誌紙版の廃刊、2018年のNew York Times紙の紙版最終号・・・と続いている。
BGMは昨年同様、ClearTypeの責任者Bill Hillの故郷である、スコットランドの民謡である。FreadomはDick Brassの発想だと思うが、二人ともやりたい放題である。そこがまた、楽しい。
Dick BrassのスピーチとAmazonとの提携
Dick Brassは、Pocket PCそして、Windows用の
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Freadomのパンフレット | Dick Brass | Amazonとの提携発表 |
MacroMedia
ホームページ作成ソフトDreamWeaverが絶好調のMacroMediaは、自社技術をたくさん使ったサイトを紹介してた。特に、timbuk2はクリックして、試してみていただきたい。そういえば、昔、Timbuk3というバンドを良く聞いていたが、彼らは今、どうしているのだろうか。
Akamai
プロバイダーだが、ビデオのストリーム配信が強いらしく、SONY、 など2000以上の顧客を抱えている。
アメリカ人は元気が良いので、質問の時間には我先にマイクの前に並ぶのだが、ほとんどの人が「I'm Paul Jonson、softast.com」などと自分を紹介していた。全員が.COM(ドットコム)カンパニーではないが、社名ではなく、URLを名乗っていたのが面白かった。最短の自己紹介は、メールアドレスだが、数年後にはお互い、メールアドレスで名乗りあうかもしれない。
Kazuo Shimokawa [EAST Co., Ltd.] |