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標準拡張漢字処理仕様(XKP)準拠 Windows拡張漢字ライブラリ for .NET
KanjiLink XKP 3.1は、XKP(eXtended Kanji Processing =拡張漢字処理)仕様に 準拠した外字の管理方法により、Windows Vista /Windows 7、その他Windowsシステム上で、最大21億もの外字を一元管理することができます。外字データベース(管理ファイル)に登録された外字は、XKPコントロールにて表示を行うことができます。 登録される外字には、補助情報として読みや画数などを付加できるため、この情報を利用した検索も行うことができます。
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概要
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製品仕様と価格
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概要
KanjiLink XKP 3.1は、戸籍、名簿、顧客管理など、外字を大量に扱うシステム開発に必携の外字管理・操作ライブラリです。また、サロゲートペア文字環境にも対応していますので、新たなシステムの構築にも安心です。
●外字を必要とするシステム構築に必携のライブラリ!
●最大約21億字の外字管理・使用が可能に!
●サロゲートペア領域対応!
●Windows 7/8、Windows Server 2012/2012R2 対応!
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外字管理の仕組み
KanjiLink XKP 3.1 の提供するライブラリは、XKP仕様に従って外字管理ファイルを作成し、外字を登録します。外字は、UDCセットと呼ばれるテーブルに最大65,535文字まで登録でき、さらにUDCセットは最大32,767個まで登録できます。登録された外字には1文字ごとに一意の番号がつけられます。これは文字コードではなく、XKP内の外字識別番号です。 外字管理ファイルに登録される情報には、外字のイメージを含んでいるフォントファイル名や「読み」「部首」「画数」などの補助情報が含まれます。この補助情報を利用して外字を検索することができます。これはアプリケーション上でユーザーによる外字入力を助けます。コントロール上で外字識別番号を利用してすべての外字表示が可能です。
また、ライブラリは登録された外字をWindowsのコード体系であるUnicodeの私用領域(Private Use Area=PUA)に仮想的に割り当てるためのテーブルを用意しています。このPUAテーブルには、登録された全ての外字から任意に6,400まで登録でき、PUAコードでの外字表示が可能です。PUAテーブルは複数登録でき、コントロール毎に関連付けできますので、用途に合わせて登録した外字集合(PUAテーブル)を選択的に利用可能です。
また、サロゲートペアPUAである15面、16面に外字を仮想的に割り当てるためのテーブルも用意しています。 サロゲートペアPUAコードでの外字表示が可能です。
このような仕組みにより、個々の外字が、それが含まれるフォントファイルに縛られずに、複数のフォントファイルから外字セットを自由に組み立てられるようになり、外字管理を容易にします。
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ライブラリの機能
ライブラリの機能についてKanjiLink XKP3.1のライブラリは、外字制御のためのコアモジュールと、Visual Studio上で外字処理アプリケーション開発を容易に行えるようにするための .NETライブラリからなります。
外字制御ライブラリXKP仕様による外字管理機能を提供するコアとなるDLLライブラリです。このライブラリは登録されている外字情報をデータベースファイルとして維持します。提供するインタフェースには以下のものがあります。
・ 外字管理ファイルに対する、外字情報の登録と取得
・ 外字管理ファイルから、補助情報を利用した外字の検索
・ 外字を含む文字列の表示と印刷.NETライブラリ for XKP3.1XKP3.1の .NETライブラリ群は、Visual Studio上でXKPの管理下にある外字を扱うアプリケーション開発を容易にするために提供されます。この .NETライブラリには次の3つが含まれます。
●外字登録・検索ライブラリ
外字の登録や削除、検索などXKPの外字データベースにアクセスするためのクラスライブラリを提供します。
●外字表示コントロール
Visual Studioの提供するコントロールに似たXKP仕様の外字を入力・表示できるコントロールを提供します。
・ エディットコントロール
・ スタティックコントロール
・ リストボックスコントロール
・ コンボボックスコントロール
●入力支援コンポーネント
XKP管理下の外字を検索するためのダイアログボックスを提供します。 外字表示コントロールと共にアプリケーションに組み込むことによって、「読み」「画数」「親字」などから容易に外字を入力することができるようになります。
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入力支援コンポーネント
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ツール
外字マネージャ(外字管理ツール)外字マネージャは、外字制御ライブラリを利用して、ユーザーの準備した外字イメージを含んだTrueTypeフォントファイルを、XKP仕様の外字管理下に一元登録するためのツールです。CSV読み込みによる外字の一括登録などの機能の他、UDCセットテーブルとPUAテーブル、サロゲートペアPUAテーブルの一覧によりコード割り当て、補助情報の確認、更新ができます。
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外字マネージャー(外字管理ツール)
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動作環境
KanjiLink XKP3.1は、下記の環境に対応しております。動作環境 詳細 対象OS Microsoft Windows 7
Microsoft Windows 8
Microsoft Windows 8.1
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2動作環境 .NET Framework 2.0 / 3.0 / 3.5 / 4.0 /4.5 開発環境 Microsoft Visual Studio 2008 / 2010 / 2012 / 2013
上記環境の Visual C#、Visual Basic .NET
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製品仕様(開発キット-システム開発時 適用)
※製品マニュアル、リファレンスは、電子マニュアルとして、メディアディスク内に収録されます。メディアディスク内容 ・ 外字制御ライブラリ(Win32 API)
・ 外字管理ツール
・ 外字制御ライブラリ用ライブラリファイル
・ .NETライブラリ
- 外字登録・検索ライブラリ
- 外字表示コントロール
- 入力支援コンポーネント
・ 開発者ガイド(サンプルプログラム含む)
・ APIマニュアル同梱物 ・ セットアップガイド
・ ユーザー登録カード
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製品仕様(実行時ライブラリ-システム運用時 適用)
※製品マニュアル、リファレンスは、電子マニュアルとして、メディアディスク内に収録されます。メディアディスク内容 ・ 外字制御ライブラリ(Win32 API)
・ 外字管理ツール同梱物 ・ セットアップガイド
・ ユーザー登録カード
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価格表(税込)
実行時ライブラリ 開発キット マスターパッケージ 22,000円 220,000円 クライアントライセンス 1ユーザー 18,700円 187,000円 5ユーザー 88,000円 880,000円 20ユーザー 330,000円 3,300,000円 100ユーザー 1,540,000円 ― ※ライセンスパックは、使用許諾証書です。メディア・パッケージ一式は付属しません。