-
SkyLink 使いこなしテクニック04
検索コマンド作成の裏ワザ
コマンドを組み合わせて使うと、一層便利に使えます(上級)
(複数のコマンドを組み合わせて作業効率アップ。副問合せの使い方)
●出力項目は毎回決まっていても検索のたびに条件を変えたい場合、同じようなコマンドをつくるのは面倒です。
「商談データ」を "担当社員" で検索する方法として使いこなしテクニックNo.3では、検索対象に "社員" を必要分だけ並べて指定していました。
一般的にデータベースの構成は、社員のデータは別のテーブルに格納されていることが多いと思います。
「商談データ」には "社員番号" だけが格納されます。
今回のデータは、「商談データ」「社員データ」「部門データ」に分かれて保存されています。
"ある部門の担当社員の「商談データ」" を検索したいとします。
テーブルを結合し、検索条件に "部門名" を指定することでデータは抽出できます。次に、出力する項目は同じで "役職を指定してを検索" したいと考えたとします。
"新しいコマンド" で検索条件を変更すれば可能です。
データ検索には「副問合せ」という方法があります。
これを用いることで複雑なコマンドを毎回作る必要はなくなり、手間を減らすことができます。
「副問合せ」とは、2つのコマンドのうち一方の検索結果を、もう一方の条件値に指定するというものです。
上の検索を実現するには、以下の3つのコマンドを使えばできます。
・"部門"を検索条件として "社員番号" を抽出するコマンド
・"役職" を検索条件として "社員番号" を抽出するコマンド
・"社員番号" を条件値として出力する項目を指定するコマンド
これまでの方法に比べコマンド数は多くなっていますが、抽出する項目が決まっている場合では、この方法が効率的な場合もあります。
1. 「商談」の検索出力コマンド(A)を作る
2. 「社員」と「部門」を関係付けて「部門名」を検索条件としたコマンド(B)を作る
3.「商談」コマンド(A)の「社員番号」に条件を指定する
4. 「条件式」に「IN」と「副問合せ」を選択、値にコマンド(B)を指定する
5. 検索結果を確認する
6. 新しいコマンドとして「社員」の「役職」を条件を作成する(C)
7. 「商談」コマンド(A)の副問合せの値をコマンド(C)に変更する
8. 検索結果を確認する
副問合せを使うと、出力先にExcel編集した帳票を指定した場合など出力専用部分を変更する必要がなくなりますのでコマンドを再作成の手間を省けます。
また、"出力用コマンド"と"条件指定コマンド"を担当を分けて別々に作り取り込むんで組み合わせて使用することで効率的な作成となります。
動画で確認できます