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実現困難なことは、解決方法を見つける。
ないものは自分で作って、実現させる。

K.N 第4事業部 / チーフエンジニア

specialist 02

今回は、広報室インタビュアーM.S(※今後、広報M)とイーストのスペシャリスト社員K.Nとの
対談スタイルでお送りいたします!

ニッチ領域の開発を評価され、
マイクロソフト社の裏方を経験。

イーストエンジニアより絶大な信頼を集めていますが、
これまでどんな案件にアサインされることが多かったですか?

長くエンジニアの仕事を続けてきたので、特定の技術要素の案件だけを続けてきたわけではありません。様々な案件を経験しました。技術的に実現が難しいことでも、どうすれば実現できるのかということを常に考え、ないものは自分で作って組み込んで実現させてきました。

特定の技術要素に強みを持つエンジニアは大勢いますが、K.Nさんの場合はそうではないということですね。強みは確かにあるのに、ラベリングできないというか。特に印象に残っているお仕事について教えてください。

昔、プリンタードライバーの開発案件を担当していました。当時イーストは日本シェアの90%を占めていました。その経験を必要とされてマイクロソフト社のサポート業務に入らせていただくような経験もしました。

マイクロソフトの裏方で働くという経験は中々できないと思いますが、どのようなことをしていたのでしょうか。

マイクロソフトのテクノロジーを利用して開発をする開発者からの、技術的な問い合わせに回答するという仕事をしていました。サポートとはいえ高度な知識と判断力が要求される業務で、刺激的な毎日だったことを覚えています。プリンタードライバーの開発で知識があったからこそ対応できたと思います。

前例のない機能も必ず作り上げる。
ベースとなる知識の応用と派生で自身が前例となるような
開発を。

プリンタードライバーの開発というのは、とてもニッチな領域ですよね。

そうです。今でこそ同じような機能を開発するにしても、用意されているライブラリを利用した開発ができますが、当時はライブラリが充実しているわけでもなく、技術情報が簡単に入手できるわけでもなく、仕組みを調べて「どうすれば実現できるか」をイチから自分で考えて実装しました。

コンピューターのベースの知識があるからこそできることですね。

似たような案件としては、文字コードを扱うようなアプリケーションの開発や、並行処理や大量データを高いパフォーマンスかつシビアな精度で処理する必要がある金融系のアプリケーションの開発も担当しました。参考となる情報が無い中で機能や要求仕様を実現していくというシーンが多かったように感じます。

このインタビューに備えて社内のエンジニア数名にプレインタビューしてみましたが、皆さん口を揃えて「とにかく知識の量がすごい。何をお願いしても作りきってくれる。」と語っていました。

自分としては幅広い知識を持っているというより、実現困難なことに対して様々な角度から調査方法や解決方法を見つけるのが得意という風に思っています。社内外の誰もやったことがないような案件を引き受けることが多かったので、調べても参考情報が出てこないことはよくあることでした。そんなときには考え方を変えて別の切り口から解決方法を探したり、探してもどうにもならない場合には自分で作るしかない。そんな風にして仕事をしてきました。

ITエンジニアというより、モノづくりの職人というような印象を受けます。

他社では実現が難しいことでも、もしかしたら私なら解決できるかもしれません 笑

K.N 第4事業部 / チーフエンジニア

Career story

パーソナルコンピューターの黎明期より、開発歴30年以上。
プリンタードライバーの開発や文字コードを取り扱うアプリケーションなど、イーストの特色である日本文化とITを結びつけるような開発案件を多数経験。
顧客の信頼厚く、指名でのアサイン多数。
現在も分野を特定せず多くの開発案件を技術面の屋台骨として支える。

若手と組んでの開発案件も。
ベテランエンジニアとして後進に期待する事。

ニッチ領域での開発を多く経験しているとのことですが、若手のエンジニアと一緒に開発をするようなこともあるのでしょうか。

以前に私が開発を担当したアプリケーションの追加開発などで若手と一緒に開発をすることがあります。今の若手は手が早いエンジニアが多く、私とは違ったアプローチで開発をしていると感じることがあります。

エンジニアに求められることの優先度が昔とは変わってきているように感じます。その影響もあるかもしれませんね。彼らを見ていると器用だなと感じることが多いです。

今は昔と違って開発環境が充実していますし、新しいテクノロジーもどんどん出てきています。なので必ずしも私のようなやり方にこだわる必要はないと思っています。ですが、ベースの知識があるのとないのとでは全く違うということは確信を持って言えます。全てを知らなくても、何となく動くものは作れる。
けれども考慮しなくてはならないことが漏れていないか、将来にわたってメンテナンスが可能な作りをしているか、本当に今の設計は最適解なのか。これを適切に判断するためには、やはり知識があった方が有利です。最新の技術が枝葉の先だとしたら、その元になっている幹の部分が必ずあります。葉から枝へ、枝から幹へ、知識を深めてほしいと思います。

イーストのエンジニア組織全体のことを考えたら、時代の色を反映しつつK.NさんのDNAを受け継ぐような若手が現れたら嬉しいと思います。

若手の成長に貢献できることがあれば、是非取り組んでいきたいと思います。

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